非上場株式の評価方法の見直しが検討されています。

これが実現すれば1964年のルール制定以来の見直しとなるようです。

今後は、純資産価額方式や類似業種比準方式という従来の枠組みから、会社の収益力

も評価する仕組みに変えるようで、しかも評価方法が従来より簡単になるとのこと。

私は賛成です。是非とも実現させてほしい。

これまでの非上場株式の評価はあまりにも「ファンタジー」すぎるのです。

純資産価額方式は、保有資産を中心に価値を算定するため、将来どれだけ利益を生み出す会社なのか

という本質的な企業価値を捉えきることができない。

一方、類似業種比準価額方式も、上場している大企業の株価や財務指標を基準として非上場会社の価値

を推計するものであり、規模も事業内容も成長性も異なる会社を同じ土俵で比較するには無理がある。

つまり、これまでの評価方法は、「その会社が実際にいくらの価値を持っているのか」ではなく、

一定のルールに当てはめて機械的に株価を算出しているにすぎなかったのです。

非上場株式の評価は、単なる「税務上の計算」から、会社が将来生み出す価値を踏まえた、

より実態に即した企業価値評価へと見直されるべきです。

ただし国税庁様。評価方法はあくまでも「分かりやすく、簡素に」お願いします。