「法律によって、道徳を規制するということは本末転倒です。

道徳が基本になって、その上に法律というものができてこそ、法律も行われるんです。

法を無視するわけではないけども、最低の基準というのは道徳律というものをわきま

ておくことにある。それが常識というものである。」

以上、伊與田覺氏のことば。

税務訴訟では「社会通念上」や「一般的な範囲」などでごちゃごちゃ争われるようですが、

我々実務家は、ただ、正しい事か?常識的に間違っていないか?というシンプルな基準で

税務判断をすれば良いのだと思います。

脱税は論外ですが、租税回避・節税商品も同じ。

この最低の基準にも達しないスキームや商品は×。

これを顧問先に理解して頂き、損失を未然に防ぐことが我々税理士の役割だと思います。