現金をそのまま子供や孫に贈与すれば何に使うかわからない。

だから、現金を贈与したらすぐにそれを原資に保険に加入させてしまえば、

無駄遣いをされる心配は減る。そして名義預金対策にも有効・・・。

先日、保険会社の方に聞くと「年末になると契約件数が増えるんです」と仰っていました。

さて、この程度の信頼関係もない親子間で贈与を実行する意味があるのでしょうか?

「お前の口座に入れるからお前がどう使おうが自由。でもいざという時以外は使うなよ」と

だけ言えばよいのではないでしょうか。

未成年の孫の場合は、同様のことを子供に伝えておけばよい。

同じく民事信託をつかう場合もそうですが、あるものを本来の趣旨と違うことに利用することは

間違いのもと。

税金の提案も一緒です。

制度の趣旨から逸脱し、常識的に考えておかしいものはダメということです。