皆様 いつも大変お世話になっております。
わだかまりもなく申告が終わったお客様には、共通した考え方があることに気づきました。
それは以下の2点です。
① 期待はしない
人は、結果が期待通りにならなかった場合に強烈な不満とストレスを感じます。
例えば、法定相続分への期待。
妻と子供2人の場合、民法ではお母さん1/2、子供1/4ずつが取り分となります。
ともすると「俺(私)の取り分は1/4か・・・」と期待しますが、もめない人の思考過程は違います。
↓お父さんが稼いで蓄えた財産は、あくまでお父さんとお母さんのもの
↓お母さんの内助の功がなければ絶対にその財産は蓄えられなかったはず
↓まずはお母さんの将来の生活に不安が無いか考えよう
↓それでも余った場合。お母さんの了解がある場合に限って残りを有難く頂こう
だから二次相続などの税金の話しは後の後の後なんです。
まずは、お母さんのお気持ちや生活を一番に考えて、自分は「期待しない」ということが大事。
配偶者居住権なんて論外なんです。
② 比較はしない
マイナス思考のほとんどは、他人との比較です。
身体的なコンプレックスとか、上司からの評価、給与の多寡などなど。
相続も同じで、もめる人の思考過程はこうです。
↓遺言や生前贈与があって、私だけ取り分が少ない
↓遺言はあるけど遺留分ってのがあるらしい
↓生前の贈与については持ち戻しで計算するらしい
↓権利はしっかり主張させてもらいます!
そうして全くもめるつもりのなかった人まで巻き込み、泥沼の争族へ・・・。
「期待はしない」
「比較はしない」
多くを学ぶ必要はありません。